2018年7月23日月曜日

庭講ツアー 寺泊 聖徳寺




寺泊にある真宗佛光寺派 東山 聖徳寺様に三条別院の庭講のメンバーの方々とお参りに行ってきました。430年前に加賀 穴水から医者や灰汁や(椀職人)や宮大工とともに移住され、16代にわたって法義継承されてきたそうです。ご本尊様、親鸞聖人像は、ともに鎌倉時代の制作。現在の本堂は火災により明治10年再建されました。実如上人の花押のある、聖徳太子像のお軸が寺宝となっており、このことが縁となって寺号「聖徳寺」となったそうです。岩倉具視、中村久子、曽我量深とも交流があり、網にひっかかったという鎌倉時代の珠洲焼の大壺などが展示されていて、寺泊が北前船で隆盛を極めていた頃がわかります。文化、教化の拠点として、寺泊を見下ろす高台にあった聖徳寺様が果たした役割は大きいだろうということが、このりっぱな庭園や庫裏を拝見すると理解できました。

0 件のコメント:

コメントを投稿