2022年1月4日火曜日

有縁講 妙高市 願生寺様


畠中光享作の親鸞聖人像


                 暁烏敏師のお軸


石山合戦の武功による下附された軸


カエルやトンボが浄土の蓮華池に配されている



 有縁講の帰りに妙高市の願生寺様へ参拝。開基尊願房は下総国で法然上人のもと出家され、のちに11世の時に現在の新井別院に移転。織田信長との石山合戦の時には武功をあげて、お軸を下附されている。高田の浄興寺様と小児往生に関する教義上の論争となり、願生寺はお取り潰しとなり信州へ所払いとなる。堂宇など全財産が没収される時に坊守が長もちに座って「婦女の座った不浄のものまで没収するのか」と気迫に満ちた一喝をして、奇跡的に貴重な資料が後世に残った。寺号が復帰したのは260年経った、昭和26年。その時に宗務総長だった暁烏敏師のお軸がある。10月に親鸞聖人750回忌の御遠忌と、寺号復活を記念する法要が勤修された。時代に翻弄された歴史を、妙高の銘菓でご接待頂きながら、平出住職と坊守様にお話頂いた。

0 件のコメント:

コメントを投稿